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2014.10.27

「ジェンダー・エクイティ」について

近年、職場環境や報酬などにおいて「エクイティ(ジェンダー・エクイティ)」という言葉が注目されるようになっているのをご存じだろうか?

「エクイティ」とは、元々はイギリスの司法制度の発展において生まれたものであり、個別の慣習や地域差・身分差などに寄らず、共通の準則に則って裁判を行う「コモン・ロー(普通法)」に対し、個別的な必要や事情を考慮して判断を下した判決の判例法(衡平法)をさす。

この考えを職場などにおける男女差に適応したものが「ジェンダー・エクイティ」である。

例えば、出産休暇や育児休暇を取得した女性社員を同じ規則に則って評価した場合、昇給や出世のスピードは同程度の能力の男性社員に比べて劣ってしまう。このような問題に対し、「産休」や「育休」といった事情を考慮した上で、女性社員の能力に応じた適切な地位や報酬を設定していくといったことが相当する。

他にも、看護師や介護士などの職業において、同レベルの肉体労働を行った際に体力的に不利な女性を報酬面や労働時間で優遇するといったこともジェンダー・エクイティのひとつである。

特に介護の現場においては、男性よりも女性の職員が求められているとの調査がある一方で、女性介護者の不足は深刻であり、その改善策として時間的・金銭的な優遇により希望者の増加が見込めるジェンダー・エクイティの推進は有効であると考えられる。

最後に、何よりもジェンダー・エクイティの導入が必要と考えられるのが「政治」の舞台である。

2014年の国連の調査によれば、日本は女性の国会議員の割合がわずか約8%であり、調査対象の189カ国中127位、先進国では最低であった。

これでは、いくら男女平等や女性の社会進出を唱えても実際の女性の声が政治に満足に反映されるとは考え難い。例えば、国会議員の選挙において衆議院3期・参議院2期といった期限付きで「全議員のうちの3分の1は女性議員とする」などの政策を行い、女性を真の意味での“スタートライン”に立たせる必要があるのではないか。




出典
http://www.takahashi-office.jp/column/houritsu-keiyakusho/19.htm
http://gettysfootnotes.seesaa.net/article/385032445.html
http://www.mkikuchi-law.com/image/Extract20B1D1CAB8B7C0CCF3BDF1A4C8B1D1CAC6CBA1A4CBA4C4A4A4A4C6A4CEB2F2C0E2A1A1A1C1B4F0C1C3C5AACDFDB2F2A4F2BFBCA4E1A4BFA4A4B7D0B1C4BCD4A1A6CBA1CCB3C3B4C5F6BCD4A4CECAFDA4D8A1C1.pdf
http://houritutechou.blog46.fc2.com/blog-entry-2.html
http://www.asahi.com/articles/ASG347QK1G34UHBI04H.html


筆者せっきーGt
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ライター/WEBディレクターとして旅行やホテルの案内から工業資材まで幅広い書籍・パンフレット・WEBの製作に携わる。趣味は音楽・ギター・マラソンなど、最近は腕時計に興味がある。20年来のチャゲアスファン、今後どうなろうがASKAを応援し続ける所存w

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