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2015.02.26
母は家にいるな! 共働きの方が子供は幸福?
母は家にいるな!
第二次安部政権には色々な政策がありますが、その中に女性の社会進出促進というモノがあります。現在のところ財政政策や集団的自衛権論議の前に、女性の社会進出政策はいまひとつ目立っていませんが、安部政権の重要な政策のひとつです。
女性の社会進出のため、政府ができる事といえば、託児所の充実とか、産休後の女性の社会復帰政策になります。マスコミの論調では政府の動きは他の政策と比べて、あまり進んでいないと批判的ですが、政府の思惑とは別に、私たちも女性の社会進出に関して考え方を改めなければならない事があります。
Shinzo Abe / theglobalpanorama
専業主婦って特殊?古来、日本の女性は働いていた!
政治家の思惑は別として、世の中の女性は社会進出を目指している一方、
「結婚して専業主婦になるの」
という夢を持っている女性も少なくはありません。
夢なんか人それぞれなんだから。お好きな未来を選んでください…という身もフタもない真実で決着する前に、ひとつあまり知られていない事実を紹介しておきましょう。それは
“専業主婦という立場は、戦後広く定着したもので、古来日本の女性は結婚後も普通に働いていた”
ということです。
欧米の個人主義と家電製品が専業主婦を生んだ!
まず「専業主婦」という言葉が生まれたのは1960年代の高度成長期のことになります。それまで女性は結婚後も嫁ぎ先で家事をこなしつつ、家業を手伝って働いていたのです。それ以前の家事というのは、ハタキと箒と雑巾で家中を掃除し、洗濯板とタライで洗濯をし、さらにカマドで火を使い食事の準備をしたわけで、家事をこなすだけでも立派な労働でした。そんな重労働を強いられず、優雅に暮らしていたのは、一部上流階級の女性だけだったのです。
ところが日本が戦争に敗れ、欧米諸国の価値観が伝わってきたことで、「男女平等」ではなく「レディファースト(=女性を大事に)」という風潮が生まれました。それと同時にこの頃から掃除機や洗濯機、あるいは炊飯器の登場で、家事が格段と楽になり、家の中で女性がする労働はもはや、「家を守る」とか「内助の功」などと誉められるほどの重労働ではなくなったわけです。
そうなると結婚後の女性の仕事は「無職」と書くわけにもいかず、ここに「主婦」あるいは「専業主婦」という呼び名が誕生しました。
経済成長が目覚しかった1980年代でも、自らを上流階級だと胸を張る日本人は一握りで、国民の大部分は自分たちを中流だと思っていたのですが、そんなレベルで上流階級並みの専業主婦というものを続けられる日本というのは、やはり豊かだと言えます。
働きに出ても子供はちゃんと育つ!政府の出した意識調査
専業主婦という立場が、日本の歴史上極めて異端であり、本来女性は結婚しても働くことの方が多かったわけですが、核家族化が進み昔と違って育児が足かせになって社会復帰できない女性が多くなったのも事実です。
とはいえ、24時間面倒をみなければならない乳幼児はともかく、幼稚園や学校に通うようになった子供の世話まで専業主婦のまま続けなければいけないかというと、そうでもありません。
2013年度、政府の調査した『青少年に関する調査研究等』によると、10代の若者が
「親に愛されていると思う」
と感じているのは、専業主婦家庭より夫婦共働き家庭のほうが10%ほど多かったのです。つまりちゃんと子供のことを思って接していれば、母親が外で働いていても子供にはちゃんと伝わるということでしょう。
出典
http://tmaita77.blogspot.jp/2014/06/blog-post_14.html
http://lib.t.u-shizuoka-ken.ac.jp/lib/1satu-niwano.htm
□V(-¥-)V ごとう さとき
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Blig『痴漢に間違われたらこうなります!』オフィシャルBlog