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2015.03.23

仰天学園～国内篇～

学校には世間一般の人が守る法律とは別に、「校則」と呼ばれるローカルルールがあります。基本的には学生たるもの学業に専念し、慎ましやかな生活を送りなさい…といった考えで、服や生活習慣などを規制するモノが多いのですが、中には、

「何でこんな規則を作ったの？」

と首を傾げたくなる“ヘンなローカルルール”がある学校も少なくありません。そんなおかしな校則を紹介していきましょう。

昭和40年会男木学校 / Kentaro Ohno

『校内で異性と会話する場合は、会話用紙を提出し許可をもらい、会話室で会話をすること』

年頃の若い男女が集まる高校では、男女の交際に関して非常にナーバスになっている学校が少なくありません。ですから、あからさまに「男女交際禁止！」と校則に書いてある学校もあるようですが、自由恋愛とか子供の人権という言葉に教育業界の人々が弱いのも事実です。

そんなわけで、一応男女交際は認めるけど、様々な条件が付けられているケースがあります。そんな中でも有名なのが冒頭に上げた、異性と会話する場合は、学校に許可をもらい、会話室でするという校則です。

こんな校則がある以上、男女共学校なのでしょうが、この学校の日常はどんな様子なのでしょう？同じ校内に男女が居ても、普段は一切会話できない。話をしたければ学校側に許可をもらって、定められた場所で会話する…窮屈そうですね。

実は、これと大変よく似たシステムを持つ公共施設があります。それ

“刑務所”

です。

刑務所では定められた場所以外で、受刑者同士が許可なく会話（交談という）することは、禁じられています。会話をする必要がある場合は、さすがに許可書を提出するわけではなく、その場で挙手して看守に許可を得るわけですが、無許可で会話が出来ないという点では、極めてよく似ています。

もっともこの校則、ルールの適用範囲は「校内」に限られているようですから、放課後学校から外に出れば、自由に異性と会話できるのでしょう。

網走刑務所博物館 / sendaiblog

『周りの梨園の梨を取ったら停学で食べたら退学』

『池のコイを釣ると停学とする。』

『消火器を持ち帰らないこと』

『学校内で出前をとってはいけない』

『登下校中、流氷にのってはいけない』

梨園の梨を盗ったり、学校の備品である消火器を持って帰ったり、普通なら犯罪（窃盗罪）になることですので、常識をわきまえた生徒であれば、こういうマネはわざわざ校則で禁じなくてもいいでしょう。それをあえて校則で定めるということは

「過去にこういう不祥事をしでかしたヤツが居たんだろうなぁ…」

と学校の過去を推し量ることの出来る校則です。

愛妻弁当 / tomozo3

校則のほかにも、ニッポンの学校にはヘンな行事があります。

・粗食を体験？「日の丸弁当の日」

主に九州地方の学校や幼稚園で行われている行事で、月に一回か年に数回、

「持参する弁当はご飯に梅干１個だけの日の丸弁当」

という行事です。

日の丸弁当ではなく、具は梅干だけのおにぎりでおかずは漬物だけの「おにぎり弁当の日」というパターンもあります。趣旨は、飽食の時代を生きる子供たちに、食べ物のありがたさを伝えることだそうです。

いかにも“昭和の感覚”ですが、減塩梅漬けが主流の現在、昔懐かしい昭和の日の丸弁当の味は忘れ去られているような気もします。

・地獄の行事！強行遠足！

比較的日本全国どこにでもある学校行事で、要は普段では考えられない長距離をひたすら歩かされるという行事です。

その距離は数10kmから100km級まで、開催する学校によって様々ですが中には

“25時間不眠で歩き続ける！”

という拷問のようなイベントも実在します。

そんな学校に入学したら、目も当てられませんので、志望校を選ぶときには偏差値だけではなく、校則や行事もしっかりチェックして進路を決めましょう。

□V(-￥-)V ごとうさとき

駄文屋