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2015.01.23
NHKでは人類が武器を使えるようになってネアンデルタール人を駆逐したとかやってなかったっけ?
基本的にNHKは信用したらダメ。
2007年辺りの古代史系ブログにもネアンデルタールの絶滅原因は現生人類との混血とか書かれているからけっこう昔から言われていた事だけどそれをNHKは無視している。最新の研究成果をどうぞ。
出典 AFP
ネアンデルタール人、欧州で現生人類と数千年間共存か 研究
【8月21日 AFP】ネアンデルタール人は数千年にわたって欧州で現生人類と共存した後、今から4万年前に絶滅したとする研究論文が、20日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。論文は、この共存期間について、文化的交流や交配が行われるのに「十分な時間」だったとしている。
英オックスフォード大学(Oxford University)のトーマス・ヒッガム(Thomas Higham)氏率いる研究チームが発表した論文によると、2つのグループが緊密に共生していたという証拠は存在しないものの、地域によって25世代から250世代は確かに共存していたという。
研究チームは最新の年代測定技術を用いて、ロシアからスペインまでの国々にある考古学的遺跡40か所から発掘された骨、炭、貝殻などのサンプル約200個の年代を測定。「結果、2600年~5400年間の重なりを示していた」と述べた。
報道声明によると、これは「相互交流と交配を行うには十分な時間」だという。
■徐々に姿を消していったネアンデルタール人
現生人類の近縁種、ネアンデルタール人が地球上から姿を消した時期の特定を試みた今回の研究で、研究チームは、ネアンデルタール人が一挙に現生人類に取って代わられたのではなく、欧州の地域によって異なる時期に姿を消したことを明らかにした。
ネアンデルタール人がいつ、なぜ、どのようにして絶滅し、現生人類に取って代わられたかという疑問については、長年にわたって科学者らを悩ませてきた。一部の説では、絶滅はずっと後の時代に起きたとされている。
アフリカで発生した解剖学的現生人類は、今から5万年~3万年前に欧州に到達し、そこにはネアンデルタール人と出合った。両者の短期間の交流は、今日の非アフリカ系現生人類に全体の約1.5~2.1%にあたるネアンデルタール人由来のDNAをもたらした。
6年にわたり行われた今回の最新研究によると、4万5000年前の欧州はネアンデルタール人が大部分を占めており、その所々に現生人類の小グループが存在するという状況だったとされる。
このバランスはその後の5000年間で変化し、最終的にネアンデルタール人は絶滅に至ったと論文は結論付けた。
ネアンデルタール人から現生人類への移行は突如として起きたのではなく「数千年間続いた生物学的および文化的なモザイク状態を特徴とする」漸進的な変化があったと思われる、と研究チームは記している。(c)AFP
2015.01.23
武田鉄矢 今朝の三枚おろし ネアンデルタール人と私たち
武田鉄矢がネアンデルタール人と対比して私たち現生人類を語っています。ラジオをまとめた動画です。ご覧ください。
2015.01.22
混血、ネアンデルタール人のゲノムが現代人に残っていることが判明!!
現代人には、ネアンデルタール人のゲノムが多く残っているらしい。
出典 進化研究を覗く
さて16話で紹介したように、ネアンデルタール人のゲノムと私たちのゲノムを比較すると、交雑が行なわれた後の3−8万年の間でネアンデルタール人の遺伝子の多くはバラバラになって現代人に散らばってはいるが、確かに存在している。
この中国の研究結果からわかるように、ネアンデルタール人の遺伝子は一様に現代人に分布しているのではなく、民族や環境に応じて特定の遺伝子が選択され維持されている。
現代人のゲノムの中にネアンデルタール人のどの遺伝子がどう散らばって分布しているのかを調べる事は、私たち自身の歴史を知る意味でも面白いテーマで、現在最もホットな研究領域だ。例えば第15話で紹介した様に、デニソーバ人のゲノムの小さな断片がチベット族の8割に維持されている事を示した論文は、チベット族が高地順応する過程の時間的経過についてのヒントを提供している。
このように、もし現代人の多くが共通に持つネアンデルタール遺伝子があれば、それは生存優位性に貢献している可能性が高い。幸い、サハラ以南のアフリカ人にはネアンデルタール人の遺伝子が流入していない事が明らかになり、またネアンデルタール人ゲノムの解読精度がさらに上昇したおかげで、ネアンデルタール人ゲノムがどのように現代人に分布しているのかを正確に決める事が出来るようになった。
そして、ついに今年3月、ネアンデルタール人遺伝子が私たちにどう分布し、またどう役立ってそうかを調べたハーバード大学とペーボさんたちのグループの共同研究が発表された
(Sankararaman et al, Nature, 507, 354, 2014)。
この研究では、アジア人、ヨーロッパ人、アフリカ人と分けて現代人のゲノムをネアンデルタール人ゲノムと比較している。図2に示すように、ある遺伝子領域について、ネアンデルタール由来である可能性を「ネアンデルタール度」としてプロットすると、アジア人、ヨーロッパ人ゲノムの1-1.5%がネアンデルタール由来である事がわかる。一方、アフリカ人では0.1%以下だ。また、民族同士、あるいは個人同士で比べると、ネアンデルタールから流入して来た部分は人によってまちまちだ。そんな遺伝子の中には、6割以上の現代人が維持しているネアンデルタール人遺伝子領域が存在する。
一方、調べられる限りの現代人のゲノムを調べても、ネアンデルタール人のゲノムの全く見つからない比較的長い遺伝子領域も見つかってくる。それぞれの領域に実際どのような遺伝子が存在しているのかがこの論文で調べられた。
先ずほとんどの現代人から失われたネアンデルタール遺伝子を調べてみると、アジア人でも、ヨーロッパ人でもX染色体上にあって精巣で強く発現している遺伝子がトップに来る事がわかる。ここからは推測の域を出ないが、おそらくネアンデルタール人の遺伝子の中には現代人の男性の生殖能力を抑制する遺伝子領域があり、交雑の結果男性は不妊になるため、この遺伝子領域からネアンデルタール人の遺伝子が完全に失われたと考えられる。
一方、アジア、ヨーロッパ人を問わず6割以上の現代人が維持し続けている遺伝子の中で最も目立つのがケラチンフィラメント遺伝子だ。おそらくこの遺伝子は、私たちの先祖が、ヨーロッパや北アジアの環境に適した皮膚や体毛を持ったネアンデルタール人から受けた贈り物と言っていいかもしれない。病気に関係する遺伝子もネアンデルタール人から受け継いでいるようだ。SLEやクローン病に関係することがわかっているヨーロッパ人に多い一塩基多型がネアンデルタール人由来である事、あるいはアジア人の2型糖尿病に関係すると知られていた一塩基多型の一部がネアンデルタール由来である事もわかった。皮膚発生に関わるケラチン遺伝子が選択される事については理解可能だが、ネアンデルタール人から受け継いだ病気に関係する遺伝子が選択維持されている理由はまだ良くわからない。
いずれにせよ、ネアンデルタール人は我々の祖先と交雑したおかげで、そのゲノムを現代に残している。今後このネアンデルタール遺伝子を古代へと遡る事が出来れば、歴史についての新しい発見があるかもしれない。
2015.01.20
宇賀神さまを参拝してみた
今日は宇賀神さまを参拝してきました。自転車で37分、埼玉県川口市の浄土宗専称寺に着きました。駐車場が作って間もないようでじゃりですが新しいです。
専称寺の概要
寺院名 【浄土宗】専称寺
住所 〒3330844 埼玉県川口市上青木5-3-43
電話番号 048-2657-527
葬儀状況 葬儀可能
寺に入っていくと滝のある池があります。
たぬきの置物、いきなり現れたのでびっくりしました。大きさは中学生の背丈くらいあります。ずいぶん古そうで、狂気を感じます。
宇賀神さまの社(やしろ)です。
宇賀神象です。白く輝いています。
宇賀神
宇賀神(うがじん)は、日本で中世以降信仰された神である。
神名の「宇賀」は、日本神話に登場する宇迦之御魂神(うかのみたま)に由来するものと一般的には考えられている(仏教語で「財施」を意味する「宇迦耶(うがや)」に由来するという説もある)。
その姿は、人頭蛇身で蜷局(とぐろ)を巻く形で表され、頭部も老翁や女性であったりと一様ではない。
元々は宇迦之御魂神などと同様に、穀霊神・福徳神として民間で信仰されていた神ではないかと推測されているが、両者には名前以外の共通性は乏しく、その出自は不明である。また、蛇神・龍神の化身とされることもあった。
これが比叡山・延暦寺(天台宗)の教学に取り入れられ、仏教の神(天)である弁才天と習合あるいは合体した。この合一神は、宇賀弁才天とも呼ばれ、宇賀神はしばしば弁才天の頭頂部に小さく乗る。その際、鳥居が添えられることも多い。
出自が不明で、経典では穀霊神としての性格が見られないことなどから、宇賀神は、弁才天との神仏習合の中で造作され案出された神、との説もある。
宇賀弁才天への信仰は、延暦寺に近い近江国・竹生島を中心に、安芸国・厳島、相模国・江ノ島など全国に広まった。 これらは、明治の神仏分離の際に市寸島比売命(いちきしまひめ)などを祭神とする神社となっている。鎌倉市の宇賀福神社では、宇賀神をそのまま神道の神として祀っている。
2015.01.19