▌黒いピラミッド状の生成物がある小惑星が発見される |
2014年7月。YouTubeに驚きの動画が投稿されました。インド宇宙研究機関の科学者が、地球に近づいてくる小惑星の表面に、黒いピラミッド状のモノがついているを発見。その動画がYoTube上で公開されたのです。
動画を見ると確かに小惑星を形成する岩石とは素材の違う、黒いピラミッドのようなモノが確認できます。
この小惑星は「1999 RQ36」と符号が名づけられましたが、エジプト神話に登場する不死鳥から『ベンヌ』と呼ばれています。『ベンヌ』が発見されたのは、アメリカの「リンカーン地球近傍小惑星探査(LINEAR)」というプロジェクトです。『ベンヌ』大きさはあの惑星探査衛星「はやぶさ」が探査した小惑星「イトカワ」より若干大きい560mだと推定されています。
▌『ベンヌ』は地球に4000分の1の確率で衝突する? |
『ベンヌ』は436.6日の公転周期で太陽の周りを回っており、地球にも6年ごとに接近することがわかっています。『ベンヌ』は大きさは500mを超えていますから、もし地球に衝突するような事があれば、結構な被害をもたらしてしまうわけです。現在の時点で『ベンヌ』が地球の引力に引かれて衝突する確率は、21999年までに4000分の1の確率だと試算されています。
Meteor falling to Earth / State Farm
『ベンヌ』自身が回転してくれているので様々な方向から観測できたのですが、黒いピラミッド状のモノは天辺が平たくなっていて、まるで何か建造物の骨格にも見えますし、中に爆弾を入れたカバーの様にも見えます。これまで何度も地球に接近した際に、『ベンヌ』は観測されてきたはずですが、黒いピラミッドの存在が発見されたのは今回が初めてで、どうして今までこんな判りやすいモノを発見できなかったのかが謎だとも言えます。
▌2023年にその謎は解ける? NASAが『ベンヌ』に探査衛星を飛ばす! |
これは偶然なのですが、実はアメリカが2013年に『ベンヌ』へ向けて探査衛星を飛ばす計画を立ち上げました。日本の「はやぶさ」計画に対抗意識を燃やしたのかどうかはわかりませんが、「はやぶさ」のように『ベンヌ』に接近し、惑星の土を削って採取して、再び地球に戻ってくるというプロジェクトです。
はやぶさ - 1 / beve4
この時点で『ベンヌ』にピラミッド状のモノがある事はわかっていませんでしたので、アメリカの『ベンヌ』探査計画は、その謎を解いてくれるかもしれません。ちなみにこの計画では、2016年にロケットを打ち上げ、2018年に『ベンヌ』へ再接近して採掘をし、2023年に地球へ帰還する予定になっています。
ただし、もし『ベンヌ』のピラミッドがエイリアンによる建造物だった場合、この計画途中で妨害がある可能性もありますが…
出典
http://www.astroarts.com/news/2013/05/02bennu/index-j.shtml
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/293407/
http://www.igosso.net/id/8476682346.html
http://www.igosso.net/id/5253167355.html